歴史あるお寺や神社、坂道と海が織りなす美しい風景…… でも尾道の魅力はそれだけではありません。これまであまり注目されてこなかった住宅や事務所、銀行建築や土蔵など、尾道の賑わいをいまに伝えるきらっと光る建築たちがこの町にはたくさんあります。身近な建造物にも興味を持ってもらい、尾道の建築に対する理解を広げたい。また、昔の技法や職人の技などを実際目にすることにより、現代の日本建築が失いつつあるものを再認識し、技術の継承を提唱し、これからの尾道の家づくりについても考えるきっかけをつくりたいと考えています。「尾道建築塾」はその思いを形にするべく「尾道空き家再生プロジェクト」が一般の方を対象に開いているセミナーです。尾道の町並みを専門家とともに散策したり、ユニークな建物を訪問見学する「たてもの探訪編」と、再生現場で実際の作業を体験する「再生現場編」を開催しています。随時告知を行い参加者を募集しています。各回内容に応じて定員があります。
第2回 尾道空き家再生 夏合宿2011  更新日:11年05月21日
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・第2回尾道空き家再生夏合宿 Summer School 2011
・日時:2011年8月21日(日)〜28日(日)
・内容:現場作業(瓦の土葺き、漆喰塗り、ガーデンキッチン・ピザ釜づくりなど)
    レクチャーやワークショップ、フィールドワーク、交流会など
・対象:高校生・大学生・社会人
・定員:15人 (先着順ですが、学生さんを優先します)
・参加費:3万円(合宿費、朝夕食費、作業道具・資材費、講師料、資料代含む)
・参加締切:7月20日(木) メールまたはお電話でお申し込みください。
      その後、正式な申込書類を郵送致します。
・主催:NPO法人 尾道空き家再生プロジェクト
・助成:JT日本たばこ産業株式会社、尾道市市民提案事業
・協力:尾道大学小野研究室、東京工業大学真野研究室、大手前大学川窪研究室
    風組・渡邉設計室、CASEまちづくり研究所、(株)ココロエ一級建築士事務所
    AIR Onomichi実行委員会、光明寺會舘、(有)いっとく・土嚢の会、東土堂町のみなさん
 *悪天候等諸事情により開催が不可能となった場合、全額返金致します。

・尾道の斜面地に残る古い空き家を実際に再生しながら、坂暮らしも楽しめる体験型夏合宿です。
 2009年の夏合宿では、五右衛門風呂やウッドデッキづくりや壁塗り体験を行ないました。
 今回も壁塗りや瓦屋根の土葺きや、壁塗り、ピザ釜づくりなどを実際の現場で行ない、
 廃屋に近い空き家をセルフビルドで再生していきます。
 海の望める絶景の空き家に寝袋でみんなで雑魚寝し、
 寝食を共にしながら毎日再生現場汗を流します。
 夜は全国各地で活躍する専門家によるレクチャーやワークショップ、
 地元住民やアーティストとの交流会など盛りだくさんの8日間です。
 全国的にも空き家の再生が今一番ホットに進んでいる尾道の暑い夏!
 ぜひおいでください。

・現場の講師:山本和男(左助左官店・現役左官職人)
       豊田訓嘉(現役数寄家大工)
       島田典幸(元左官職人、DIYの達人)
       尾上貴則(現役瓦屋)

・夜のレクチャー講師:
   川窪広明(大手前大学メディア・芸術学部教授)
   井之上節朗(大手前大学メディア・芸術学部准教授)
   松富謙一(CASE代表、大手前大学メディア・芸術学部非常勤講師)
   真野洋介(東京工業大学院社会理工学研究科准教授)
   片岡八重子((株)ココロエ一級建築士事務所代表)
   渡邉義孝(風組・渡邉設計室代表、尾道大学美術学科非常勤講師)

・見学ツアーガイド:豊田雅子(NPO法人尾道空き家再生プロジェクト代表理事)
          小野環(AIR Onomichi実行委員会代表、尾道大学美術学科准教授)
          三上清仁(光明寺會舘代表、白樺美術館アートディレクター)

              
©2008 尾道空き家再生プロジェクト