傾斜地にある空き家歴の長い家の多くは傷みがひどく、空き家の修復にかかる経費の問題は避けて通れません。特に車の入らない傾斜地では工事費が平地の2〜3倍かかるといわれており大変大きな問題です。空き家再生の修復費用を援助するため、それぞれの再生物件で様々なイベントを行っています。イベント自体を楽しんでいただきながら、斜面地の現状や古い家の良さに触れたり、毎回進化する再生過程を見てもらえればと考えています。
「台湾レトロ建築の歩き方 老屋顔×渡邊義孝」 更新日:18年10月12日
台湾ではいま、古い建物をリノベーションした文化施設やカフェ、書店などが大人気。そんな「レトロ建築」のノスタルジックでなぜか落ち着くたたずまいは、台湾の人たちだけでなく、わたしたち海外からの旅行者にとってもとても魅力のあるものです。
“老屋”(レトロ建築)の“顔”(たたずまい)にひかれ、それを取材し、記録、情報収集して、SNSなどで発信してきたユニット「老屋顔」の二人が、台湾のレトロ建築の楽しみ方を教えます。今回は、日本時代に建てられた台湾の建築について研究し、毎回、素敵なスケッチで「フィールドノート」を作成される建築家・渡邉義孝さんとの奇跡のクロストーク!
台湾の街歩きがもっともっと楽しくなります。
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「台湾レトロ建築の歩き方 老屋顔×渡邊義孝」
日時:10月20日(土)16:00~18:00
場所:尾道市西土堂町1-12 (松翠園・大広間)
*JR尾道駅・北口すぐ向かい駅裏「松翠園 離れの大広間」
予約:不要
参加費:500円
主催:NPO法人尾道空き家再生プロジェクト
企画・協力:太台本屋 tai-tai books
問い合わせ:080-6323-9921(豊田)
プロフィール:
老屋顔【ラオ ウー イェン】
古い建物の魅力にひかれ、台湾全土を巡ってレトロ建築の様子やディティールを収集し、SNSや書籍で発信している辛永勝氏、楊朝景氏のユニット。2013年にFacebookで始めたページ「老屋顏」は、現在フォロアー8万4000人の大人気サイトに。主催の2人から発信をするだけでなく、フォロアー同士が身近なレトロ建築の情報を交換する場にもなっている。2015年、カフェ、アート施設などとして一般に開放され“誰もが見に行ける”24のレトロ建築の紹介や、その鑑賞ポイントなどを解説した本『老屋顏:走訪全台老房子,從老屋歷史、建築裝飾與時代故事,尋訪台灣人的生活足跡』を刊行し話題に。翌2016年の台北国際ブックフェアで「台北国際ブックフェア大賞 ノンフィクション賞」を受賞。その日本語翻訳版『台湾レトロ建築案内』が、2018年1月エクスナレッジから刊行された。2016年には続編となる『再訪老屋顏:前進離島、探訪職人,深度挖掘老台灣的生活印記與風華保存』を刊行。現在もFacebook、InstagramなどのSNS上でレトロ建築の情報をシェアしている他、レトロ建築の鉄窓花(窓の飾り鉄格子)、テラゾー(人造大理石)、タイルなどをモチーフにしたマスキングテープ、ポストカード、コースターなどのオリジナルグッズも製作。これらは日本からも「Pinkoi」サイトで購入することができる。
◆老屋顔 関連リンク
Facebook「老屋顏」 https://www.facebook.com/OldHouseFace/
Instagram「oldhouseface」 https://www.instagram.com/oldhouseface/
Pinkoi「老屋顏工房」 https://jp.pinkoi.com/store/oldhouseface
渡邉 義孝【わたなべ よしたか】
1966 年生まれ。一級建築士。風組・渡邉設計室代表。尾道大学非常勤講師。住宅設計、民家再生、文化財調査等の業務のかたわら、主にユーラシア各地の伝 統的建築のフィールドワークを続ける。『旅行人』などにエッセイを発表。現 在、 NPO東京を描く市民の会理事。おのみち旅大学および神楽坂建築 塾講師。著 書に『風をたべた日々』,『久留里のまちなみの魅力~建築から見る歴 史と文化 ~』、共著に『セルフビルド 家をつくる自由』。
台湾に残る日式建築に魅了され足繁く台湾に通う旅する建築家。
太台本屋 tai-tai books
“太台”とは、中国語で「台湾すぎる!」の意味。“世界第2位の出版活力”を誇る台湾の、本や本屋さんにまつわるあれこれを、日本にいる台湾好きさん、本好きさんに向けて発信していくユニット。なかのひとたちは、リアルタイムで出版で台湾と日本をつなぐお仕事をしている台湾人と日本人。台湾の本に関するイベント企画、台湾の本の出版コーディネート、台湾の本の翻訳などを通じて、旅行や食べ物だけではない台湾の魅力を伝えている。
◆太台本屋 tai-tai books blog & SNS
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Twitter : @taitaibooks
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